基礎知識

カラオケでできるボイトレ方法はコレだ!

カラオケでの練習方法

カラオケでできるボイトレ法

音程を鍛える為に精密採点

カラオケ機種「DAM」には精密採点という機能がありますが、これを用いて音程のトレーニングをすることが可能です。精密採点の音程の判定は細分化されており、半音の±1/8までしか正確な音程と見なしません。このため多くの方は音程正解率80%台ほどとなりますので、まずは90%台を目標にトレーニングしましょう。

おすすめのやり方は以下3つです。

①エコーを切って歌う

②音程バーを見て自分の音程が♯しがちか♭しがちかを正確に把握する

③自分の音域に合った、ゆったりめの曲を選ぶ

理由をそれぞれ説明すると、①はエコーをかけると自分自身の本当の歌声は把握できないためです。エコーを初めて切ると意外と歌がうまく歌えていないことに気づいてショックを受ける人も多いですが、逆に言うとエコーを切ってもうまく聞こえるくらいの歌声を目指しましょうということです。

②は音程をどのように外しているのか癖をつかむためです。

③は音域が合っていない曲で無理やり音程を合わせるのはプロでも困難だからです。

また、ゆったりめの曲を選ぶのは音程が細かくかわるアップテンポの曲はそれだけ難易度が高くなるので、最初は簡単な曲から始めた方が良いからです。

イントロを口ずさんでリズム感を鍛える

イントロを口ずさんでみることのメリットは2つあります。

イントロとAメロが全く違う音程・テンポで開始される曲は少ないので、イントロが口ずさめれば以下①、②ができるようになります。

①曲の音程のイメージがつかめる

②曲のテンポがつかめる

歌詞がないので「UUUU~」や「AHAHAHAH~」などの発音で歌ってみましょう。すんなりAメロに入れれば音程・テンポを把握できていると判断できます。

マイクをオフにしてカラオケに負けないように歌う

やりすぎると喉を傷めますので回数を重ねる必要はありませんが、マイクをオフにして歌ってみるのも良いトレーニングになります。

先ほどのエコーをかけない状態よりもさらに自分の生声が正確に把握できますし、自分の持っている声量がわかります。ここで声量がないと感じた人は肺活量や支えが弱い可能性が高いので、基本の呼吸法を見直してみるのもいいでしょう。

録音して繰り返し聞くのもあり

カラオケの録音機能やスマホアプリのボイスレコーダーを用いて自分の歌声を録音して聴いてみましょう。この時音程・リズムがずれていないかを正確に把握するためにヘッドホンやイヤホンで聴かないようにしましょう。これらは音程が正しいように錯覚して聞こえてしまうためです。粗が目立つと思いますがこれを自覚しなければ改善も見込めません。

音程に問題があることがほとんどなので、数をこなして少しずつ音程を調整していきましょう。

ボイトレ時に注意すること

人の迷惑にならないかを考える

最近はミュージシャン向けの防音された物件や定型タイプの後付け防音室などボイトレに適した空間も少しずつ増えてきています。

しかしまだ一般的と言えるところまで浸透しているとは言い難いので、大きな声を出したい場合は近所の方々にご迷惑をかけないよう場所に留意しましょう。スタジオに入るのもいいですが、ひとりカラオケ専門店をここではおすすめします。

最近は店舗数も増加してきていて入りやすくなり、ヘッドホン・楽器レンタルなど機材の充実をかかげるお店もあります。自分に合ったお店をチョイスして、気分よくボイトレを行いましょう。

自己流になり過ぎないかを考える

自己流でボイトレを続けると、基本からどうしても目をそむけたくなりがちです。腹式呼吸・支えなどは決して派手なテクニックではありませんし、それができることによって劇的に歌が変化するということではないためです。

しかしボイトレを続ければそれだけ歌い手としての表現力が増すことと、喉を傷めない歌い方が身につくため、息の長い歌い手となることができます。

できていないところを放置しない

自己流でボイトレをするときにはできないことを放置しないことが大切です。どうしても自分自身には甘くなるためできないところに手をつけたくなくなりますが、ボイトレは歌の基礎なので、そこでつまずくと後からそれを埋めるために遠回りすることにもなりかねません。

家を建築するときによく例えられますが、基礎工事がしっかりできていない家はどれだけその上のデザインが凝っていたとしても耐えきれずちゃんとした家にはならない、ということです。また喉を酷使する声を自分の個性として打ち出してしまった場合、それだけ歌い手としての寿命は縮まってしまいます。歌い手は「自分の身体が楽器である」ということを意識し、手入れと同じ気持ちでていねいにボイトレを行うようにしましょう。

練習時間をしっかり決める

歌い手は自分の身体が楽器であるため、楽器のように長時間喉を酷使することは残念ながらできません。自分の体調や精神状態と相談しながら適切な練習時間を決めましょう。

毎日少しずつでも続けることが大切なので、時間の長さを毎日一定にしなければと自分自身にプレッシャーをかけたり、やりたくない日に長時間の練習をする必要はありません。時間を考えるコツは「もう少し歌いたいな」と思うところでやめることです。

これで明日も楽しみにボイトレを続けていくことができるでしょう。

カラオケで発声を鍛える

正しい姿勢で歌えているかを確認する

ボイトレの時の正しい姿勢を確認しましょう。良く「リラックスして頭のてっぺんにつけた糸で吊られているイメージ」に例えられます。

姿見などでチェックして肩が丸まっていないか、猫背になっていないかをチェックするようにしましょう。

まずリラックス。

体に力を入れて、一気に抜いた後、下記の①~④をしてみてください。

①両手を組んで高く上げ、腕を頭上で伸ばす

②伸ばし切ったら一気に腕の力を抜いて下へ落とす

これがリラックスした状態です。次に

足を肩幅に開く②背筋を伸ばし、顎を引く

④まっすぐ前を見る

これで正しい姿勢になります。

歌いだしの前には息継ぎを適度に入れる

練習曲のどこで息継ぎをするかをひととおり考えてみましょう。慣れないうちは歌詞を手書きでノートに書き移し、自分の息の量と歌詞の意味を考えながらどこで息継ぎをするかを印をつけてみるといいでしょう。

このとき息の量だけで息継ぎの場所を決めてしまうと歌詞にこめた意味や思いが聴き手に伝わりにくくなってしまいます。歌詞を必ず考え合わせることを忘れないでください。息の量が足りないときは隠しブレスという素早く行う息継ぎを入れるというのも一つの方法ですが、初心者にはあまり適しませんので苦しくなく、伸びやかな声量をキープできる息継ぎの場所を選ぶようにしましょう。

声帯を鍛える

声帯はそもそも筋肉ではなく粘膜のヒダなので鍛えることはできません。ボイトレにおいては声帯を動かすための筋肉を鍛えるという意識で行いましょう。

声帯を動かすための筋肉は二つあり、①閉鎖筋②輪状甲状筋です。

①は表声、②は裏声を出すための筋肉です。①を鍛えるにはエッジボイスが適しています。「あ」の口で少しずつ息を吐きながら声を出すと「あ゛ー」という声になります。これがエッジボイスです。力を入れ過ぎると喉を傷めるので気を付けながら行いましょう。「あ゛ー」が均一にきれいに出るようになったらそれを胸声の「あー」に変化させる練習も行うようにしましょう。

また②を鍛えるにはフクロウの鳴き声のように「ホー」という声を出してみましょう。この時響きが頭声の響きになっているかどうか、喉仏が下がっているかどうかをチェックしながら行ってください。いずれも体の力を抜いて、リラックスして行うことが大切です。

唇や歯や舌などをしっかり使う

呼吸法でも発声法でも同じですが、唇・歯・舌の位置はどこが適切なのか意識しながら行うことが大切です。口の中から体全体に響かせることでより豊かな表現が可能だからです。

「歌は三次元での表現」と意識するだけでも声の響きは変わってきますので、体の中から立体的な音を生み出す意識で口の中の動きを良くチェックしてみてください。

カラオケに必要な身体作り

カラオケに必要な筋トレ

カラオケに必要な筋肉=腹式呼吸に使用する筋肉ととらえて腹横筋を鍛えてみましょう。腹横筋とは息を吐ききるときに使う筋肉です。

仰向けで臥床し、カウントは1~8です。

1・2で鼻から息を吸いこみ、3・4で息を支えて止めるのですが、この時に腹横筋の走る脇腹を両側から挟み込むように抑えて負荷をかけましょう。

5・6・7・8で口から遠くに息を飛ばすイメージで吐ききります。これを何セットか繰り返すのですが、負荷をかけたときに支えが抜けないようにチェックすることが大切です。

カラオケのためのストレッチ

カラオケを歌う前にストレッチを行うと声の出が良くなります。冬は特に体を温める意味でも効果的です。

方法はWEB上でもたくさん紹介されていますが、正しい姿勢を作るための腕上げ→脱力から行い、腹式呼吸のトレーニングと支えのトレーニングを3セットほど行うだけでも体はリラックスし、歌う準備が整います。カラオケのスペースと相談しながら楽しくストレッチを行ってみてください。

カラオケのための基礎体力の向上

基礎体力の向上は体が楽器の歌い手にとっては大切なことです。もちろん食事・睡眠をきちんと取ることが基本となります。

忙しい中食事や睡眠を管理するのはなかなか難しいかもしれませんが、「ジャンクフードをなるべく取らない」ことから始めてみるのはどうでしょうか。1か月ほど続けると驚くほど疲れにくく、また体調を崩しにくくなります。

またメンタルの調子も良くなるので手軽でおすすめです。また運動ですが、歌い手に必要なリズム感を鍛える意味でもダンスがおすすめです。動画サイトに「踊ってみた」の動画がたくさんあるので身近な曲から振付を覚えると楽しくて続けやすいです。

これも一日15分程度から始めて「もう少し踊りたいな」という30分程度まで毎日行えるようになるとダイエットにも効果的でおすすめです。

カラオケのための基本フォームの安定

体でリズムを取りながら歌うのは実は難しいことです。今の10代~20代くらいまでの年齢の方たちは自然にライブなどでも裏拍を手でたたいていますが、これを表でたたいてしまう場合は体がリズムを理解していないということです。

基本のリズムトレーニングのやり方は次の通りです。

カウント1~4の1・2で片足ずつ右にステップを踏み、3・4で元に戻ります。このとき2と4の裏拍で手を叩きます。このとき手と足の動きがずれてしまったり、表で手を叩いてしまうようだとまずカラオケでもうまくリズムにのって歌えません。繰り返していねいに練習しましょう♪

ABOUT ME
EMI
高校時代にみんなでいったカラオケで周りからバカにされてトラウマに。 独学でいろいろと歌を勉強してみたものの全くうまくならずに、一念発起してボイトレスクールに。 スクールの講師やそこでできた友達のおかげで高校時代の友達から歌うまといわれるまでに様変わり。 ギター、ピアノ、ウクレレなども習得しマルチな音楽家を目指すも結婚、出産により現在休止中。 2児の母。 好きな歌手は、小柳ゆき