練習方法

ボイトレの基礎リップロールのやり方を紹介!

リップロールのやり方

リップロールとは

リップロールはどうやって生まれた?

リップロールは、口を閉じたまま息を吐いて、プルルルルと音がするように唇を回転させるトレーニングです。
今、このリップロールが効果抜群のトレーニングとして注目され、大人気なのです。
注目を集めるリップロールのトレーニングの一番注目されている効果は、
・高音を上手く出せるようになる
という効果です。

では、リップロールをすることで高音が上手くなる理由を説明していきます。
リップロールにはいくつものトレーニング効果があり、リップロールでトレーニングできることの成果が合わさると高音を出すのが上手くなるのです。

リップロールの効果
・リラックス効果
・息を吐く量を調節できるようになる
・腹式呼吸ができるようになる
・喉を開いた状態で声を出せるようになる

リップロールのトレーニング効果には、この4つの大きなトレーニング効果があります。
そして、高音を上手く出せない人の特徴を見てみましょう。

・高音を出すために緊張して体に余計な力が入ってしまう。
・高音を出すことに気を取られて息を多く使いすぎて息切れしてしまう。
・喉が閉まった状態で無理矢理高い声を出しているので音程が取れない。

これらはそれぞれリップロールのトレーニングで解決することができます。
まず、リップロールをすると口の周りの筋肉に刺激を与えるため、ウォーミングアップ効果があります。筋肉がほぐされて喉が温まることで、リラックスして声を出すことができるのです。

リップロールトレーニングをしておりますと、リップロールを長く続けるには息を吐く量を調節することが必要であると同時に、息を吸う量が多くないと息が続かないことを体が学び、トレーニングを続けているうちに息の量を調節する力と腹式呼吸をするくせを自然に身に付けることができます。

リップロールは口を閉じたまま息を吐くトレーニングですので、声を出しているときと違って喉が揺れません。そのため、発声しながら喉を開くように言われても喉の状態が全く分からないという方でも、リップロールならば喉を開いた状態かどうかを確認することが簡単なのです。

仕上げに、リップロールに慣れてきたら音階をつけてリップロールをするようにします。
ピアノに合わせてリップロールをしてもいいですし、歌いたい曲に合わせてリップロールをするのでも構いません。

リップロールで歌いながら、高音を出す妨げになってしまう特徴が出てしまっていないかをしっかり確認しましょう。リップロールでのトレーニングの効果が出るようになったら、高音の出しやすさが全く変わっていることを実感できるようになります

リップロールトレーニングを続けていけば、その効果と人気の高さが納得できる成果を上げることができます。リップロールはそれほど優秀なボイストレーニングなのです

リップロールはいつから始まった?

リップロールはボイストレーニング専門家が考え出したトレーニングではなく、まだボイストレーニングという言葉もなく、発声方法を体で覚えるしかない時代に自然発生的に発生したものです。それが長い間受け継がれ、現代のボイストレーニング研究により科学的根拠を得てボイストレーニングとして定着したのが現在のリップロールトレーニングです。

リップロールを行っている人はどのくらい?

リップロールは世界中で基礎のボイストレーニングとして利用されています。

そして、リップロールはボイストレーニングに通うような人だけでなく、ビジネスの現場でもリップロールトレーニングが採用されていることがあります。営業の仕事などでも声が大事だと考えられるからです。声の悩みを抱えた人は多く、その悩みの解消のため、リップロールのトレーニングは幅広い人に使われています。

今はボイストレーニングの情報が気軽に誰でもインターネットで手に入れられるようになったため、ボイストレーニング人口は広がる一方です。その中でも気軽さで人気を集めるリップロールは、どれだけの数の人がトレーニングを行っているのかとても把握できないほどです。

日本だけでなく世界中でボイストレーニング人口はすごいスピードで広がり続けていますので、これからももっともっとリップロールトレーニングをする人口が増えていくことは間違いありません。

リップロールは誰にでもできる?

リップロールは、はじめてでも上手くできる人とはじめは上手くできない人がいます。ですが、コツさえつかむことができれば誰でもできるのがリップロールの良いところです。
はじめは上手くいかなくても気にすることはありません。
誰でもできるようになりますので、緊張せず気軽にリップロールをはじめましょう。

リップロールを上手くするコツは?

リップロールは唇が厚いほうがやりやすいなどの身体的特徴はありますが、身体的特徴よりもやり方が大事です。身体的な有利、不利の問題でできないのだと思い悩む人は多いですが、心配せずにやり方をしっかり覚えましょう。

リップロールは強く息を吐くのでなく、少しずつ長く息を吐くというのを意識しながら息を吐きます。どうしたら長くリップロールができたか、そのことを感覚で覚えていきます。
感覚を鍛えるためには集中力が必要ですので、口の中の感覚にしっかり意識を集中させましょう。

腹式呼吸を覚えるのも、大事なのは体の感覚です。体のどこにどれくらい力を入れていけばいいかを感覚を頼りに確認していきます。リップロールが上手くできないのではないかという不安や緊張が、息を強く吐きすぎてしまう原因や集中力が欠けてしまう原因になります。
上手くなるのだと信じて、リップロールをすることだけに集中して練習を繰り返しやることが、リップロールを上手くするコツです。

長く少しずつ息を吐くのがポイントです。

 

リップロールのやり方

唇を軽く閉じる

はじめに、唇を軽く閉じます。この時、口周りをリラックスさせつつ唇を少し前に出します。口周りが力んでしまうとうまくリップロールできません。しかし、その一方で力を抜くとうまく出来なくなってしまう…という方もいらっしゃいます。その場合は、アヒル口をするときのように、軽く力を込めて上唇と下唇を合わせるイメージでやってみるとよいかもしれません。

力を入れたらできるけど、口周りの筋肉をリラックスさせる感覚がつかめない…という場合は、両手の指2~3本で口角をあげながら試してみて下さい。このあと紹介するような息の吐き方をした際に、スムーズにリップロールができる唇の閉じ方を探してみましょう。指で口角をあげながら息を吐いているうちに、唇が震えやすくなるポイントが見つかるはずです。指で押さえてリップロールができるようになったら、その感覚を忘れないように指を離してみます。また、唇が乾燥している場合には、唇を適度に湿らすことも効果的です。

空気を吐く

次に音程をつけずに空気を吐き、唇を震わせる練習をします。深呼吸のように息を鼻から吸い、口から吐きます。このとき、力まずに、空気の排出量を一定にするのがコツです。
唇が震えずに空気が抜けてしまう方は、前の項目に戻ってもう一度唇の閉じ方を確認してみましょう。指で口角をあげたり、唇をすぼめてみたりして、ちょうどいい唇の形を探してください。

唇で振動音を出す

口周りのほかに首や肩の力を抜き、前述の唇の形と息の吐き方を練習しましょう。少しでも唇がブルブルとなったら、その感覚を忘れないようにしましょう。うまく震えるようになったら、今度はそれを持続させる練習をします。息を均等に吐き続けることに注意し、5〜10秒を目標にしてみましょう。

音と音階を加える

唇をブルブル震わせるのに慣れてきたら、そのまま声を出してみましょう。最初は音程を考えずに「うー」と楽な発声するのがよいです。思い通りに声を出せるようになったら、そこに音程をつけてみましょう。小学校でやった発声練習の「ドミソミド」や「ドレミファソファミレド」など、簡単なものから始めます。力んだ状態で無理やり声を出そうとすると、うまく音程が取れなかったり息が続かなかったりするはずです。リラックスして音程をとってみましょう。

このとき、喉も震えているのを感じられるとGOOD。慣れてきたら、自分の好きな曲のメロディーをリップロールに乗せるのもよいでしょう。さらに、地声や裏声など、さまざまな声色でリップロールを試すのも効果的です。

リラックスした状態で練習しましょう。

 

唇が震えない場合の対処

上唇と下唇を押し付けてみる

上唇と下唇の間がしっかり閉じていないと空気がもれてしまいますので、しっかり押し付けてみましょう。
このとき、上唇より下唇のほうが前に出るような形にしたほうが空気がもれにくくなり、上手くいきます。

唇に潤いを与える

唇に潤いがないと唇が上手く回転してくれないので、唇をなめて潤いのある状態にしましょう。唇の滑りが良くなり、唇が回転しやすくなります。

指で表情筋を和らげる

指で唇の周りの筋肉をほぐしていきます。表情筋が固いと、唇が柔らかい状態になりません。少し吐いた息で簡単に唇がゆれるような柔らかさがリップロールには必要なのです。
表情筋がほぐれるとリラックスにもなります。

指で唇の周りの筋肉を上げながらリップロールを試してみると、急にリップロールができることがあります。指で筋肉をほぐしながら、リップロールがしやすい状態を確認するのも同時にやってみてください。
表情筋が和らいだら口の動きが良くなり、リップロールをしやすい口の形に調整しやすくなります。

リップロールが続かない場合に考えられる理由

息を一気に出し過ぎている

リップロールを長時間続けるときには、息を多すぎず少なすぎず、一定量で吐き続けることが必要です。一度に吐く息の量にムラがあり、ちょうどいい量でなければ、唇を震わせることはできません。声の高さと息の量の適切なポイントを探しながら行うことが大切なのです。声が高すぎたり、逆に息の量が多すぎたりしてもリップロールは止まってしまいます。息の量の大まかな目安としては、「フー」と一定の息の量で10秒以上吐きつづけることができるくらいがよいでしょう。逆に30秒以上長く吐きつづけられる場合は、息の量が少ないのかもしれません。リップロールを続けられる息の量は、歌うときにも力が入りすぎないような適切な息の量でもあり、適切な呼吸を知るために大切な練習なのです。腹筋を使って横隔膜を動かすことにより、ちょうどいい息の吐き具合を見つけるようにしてください。

顔の筋肉や口角が下がっている

普段日本語を話すときは、どうしても表情筋を動かす機会が多くないため、筋肉の衰えにより口角が下がって、リップロールがしづらくなってしまうことがあります。リップロールは唇を閉じた状態で行うものですが、口の横に力をいれて平らにしすぎてもいけません。唇を震わせるのにちょうどいい唇の張りを持続できるようになるまでは、唇から息があまりにも抜けすぎてしまうので、口角のやや横あたりを親指と人差し指でつまんでみたり、両手の人差し指を使って左右に引っ張って持ち上げてみたりするとやりやすくなります

逆にアヒル口をイメージして、口を突き出すようにして試してみたりするとうまくできることもあります。

首回りや口周りが緊張している

無理をして声を出そうとするあまり、首や口の周りの筋肉が緊張してしまうことでもリップロールは止まってしまいます。顔の筋肉が固いと自覚している場合には、意識して口を大きく動かしたり開けたりすることで、顔の筋肉をほぐすようにしてみましょう。特に緊張がやわらぎやすい入浴中に試してみると、大きな効果が期待できます

唇が乾燥している

唇が乾燥した状態だと、唇が湿っている状態よりもリップロールはしづらくなります。唇を振動させることになるので、唇同士の摩擦をできる限り減らすことを心掛けましょう。練習をする前や合間に唇の内側を唾液で湿らせたり、水分補給をしたりすることで湿度を高めるようにしてください。リップクリームを塗ることも、唇の摩擦の軽減につながるので効果があります。お風呂などの湿度の高めな場所で練習を行うようにすることもお勧めです。

リップロールで注意すべき点

息を使い過ぎない

リップロールは、ミックスボイスを習得するためのきっかけとして取り組まれることが多いです。ミックスボイスはチェストボイスよりも発声時の息の排出量が少ないですから、ミックスボイスの習得を見据え、息を使い過ぎないリップロールの練習をしてみましょう。さらに、無駄に息を使いすぎることには、口周りの筋肉が不必要に力んでしまうという面もあります。リップロールでは、口周りの適度なリラックスが大切です。

深い音色で行う

声を出すときの喉仏の位置を気にしたことはありますか?

実は、母音によって喉仏の位置は異なっているのです。「い」や「え」の母音は、喉仏の位置をすこし上げて発声しなければならないため、ノドが緊張する場合があります。それに対して「お」や「う」などは、明るい「い」「え」に比べて深い音色であり、喉仏を上げない楽な状態で発声しやすい母音です。

ミックスボイスでは、喉仏を無理に上げてノドに負担をかけて高音を出そうとするのは好ましくありません。喉仏が通常の位置にあるまま歌う感覚をつかむために、深い音色でのリップロールは効果的といえます。

力まずに負担の少ない出し方をする

先にも述べたように、リップロールにおいては口周りをリラックスさせることが大切です。さらに言えば、首や肩が緊張してしまうのも発声の際には良くないのです。なぜなら、どこかに力が入った状態で発声しているとき、綺麗な発声ができない上どこかに負担がかかっているはずだからです。

美しい歌声を長く維持するためには、負担の少ない発声方法を習得することが必要です。発声練習の際にはこの点に注意するとよいでしょう。

リップロールのメリットとデメリット
ボイトレの基礎 リップロールの効果やメリットリップロールで得られる効果 唇や表情筋の安らぎ リラックスすることは、伸びのある声を出すためには不可欠なことです。喉や舌、首、肩...
ABOUT ME
EMI
高校時代にみんなでいったカラオケで周りからバカにされてトラウマに。 独学でいろいろと歌を勉強してみたものの全くうまくならずに、一念発起してボイトレスクールに。 スクールの講師やそこでできた友達のおかげで高校時代の友達から歌うまといわれるまでに様変わり。 ギター、ピアノ、ウクレレなども習得しマルチな音楽家を目指すも結婚、出産により現在休止中。 2児の母。 好きな歌手は、小柳ゆき