基礎知識

ボイトレに意味はない!?効果がないと感じるなら教室に通うことをお勧めします

ボイトレ効果

ボイトレに意味が無いって本当?

意味が無いと感じるのは効果のないトレーニングをしているから

ボイトレの効果を最大限に感じられるようにするためには、とにかく正しい練習方法で行うことが必要不可欠です。自己流やあいまいな情報によって、トレーニングの内容や正しいと思って取り組んでいるメニューが間違っていては、いくら続けていても上達することはできないのです。ただ練習をすればいいというわけではなく、一点でも欠けている要素があれば、ボイトレによって得られる効果そのものが半減、最悪の場合はまったく得られないということにもなってしまいかねないのです。

クラシック由来の指導ではポップスは上手くならない

ポップスを歌う人とクラシックを歌う人では、発声方法にかなりの違いがあります。ポップスのボーカルは、地声で発声し、大体の場合はマイクを通して歌うということが前提になっています。生の声を響かせることは求められないので、比較的自由に声を出したり表現したりすることができます。

ポップス用の指導では声楽で歌えるわけではない

一方でクラシックの歌唱では、一般的にマイクを使うことを前提としていません。大きな会場であればマイクやPA等の機材を使用することはあるでしょう。しかし、それはあくまでもステージ全体の音を拾ってバランスよく響かせることを目的としたものであって、ボーカル1人に1本のマイクが渡されるというわけではありません。ですので、かなりの声量と遠くまで声を響かせるスキルを身につけなければなりません。

ボイトレの効果には個人差がある

効果が出る人は自主練をする

定期的にレッスンに通っていると確かにボイトレの効果はよく出て、歌の上達も早いものです。ところが、レッスンに通いさえすれば歌が必ず上手くなる、というわけではありません。次回のレッスンまでのあいだにしっかりと自主練習を行っている場合に限ります。ということは、自主練習をしなければ、どれだけたくさんレッスンに通っていても意味がないということになります。確実に効果を得たいと思っているのなら、定期的なレッスンとともに、自主練習も欠かさずに取り入れるようにしてください。

具体的な自主練習のペースについてですが、是非毎日継続して行うことをおすすめします。とはいえ、声の出が悪いときや喉の調子が良くないときには無理をしてしまうと悪化してしまうかもしれませんので、そのようなときには休むようにしましょう。

また、1回あたりの練習時間は15分ほど、長くても30分程度と、短時間に集中して行うようにするとよいでしょう。声帯は非常に繊細な器官であるため、あまりにも長い時間酷使してしまうと負担がかかりすぎて、喉や声に問題を生じてしまうかもしれません。そのため、短い時間を心掛け、ときどき休憩もとりながら、1日のうちに何セットか繰り返して練習するほうが効果的であり、喉にも優しいといえます。

頭の中で自分の現在地が整理されていない

発声のしかたや歌い方の問題点に自分で気づくことができなければ、どんなに熱心に練習しても上達は望めません。例えば、本やインターネットから独学でボイトレの方法や知識を学んで発声練習を行っている方もたくさんいるかと思いますが、その知識はあいまいなものであることも多いのです。なんとなく理解できたと自分では思っていても、癖がついてしまうと、それを後から直すことはかなり難しいです。

特に発声のしかたは、口や声帯まわりの筋肉を繊細に細かくコントロールしたり、体全体を上手に使ったりすることが求められます。ボイトレに関する知識を文字だけで学んだとしても、実際にその通りに筋肉を動かして正確に発声することはまた別の問題なのです。

また、音程が合っているのかどうかを自分で判断できていない方も多いものです。このような状態のままで音階の練習を積んでも、間違った音程で歌ってしまうので結局練習にはならず、ずれた音感が身についてしまうことになります。これは、自分の歌を客観的に聴いて確認する習慣がかなり少ないからです。やはり、第三者である専門家に聴いてもらったり自分の歌声を録音してあとから聴き直したりすることを実践するべきといえます。さらに、発声練習のときにはできていることが、いざ歌ってみると実践できないということもあります。

練習時には正しい腹式呼吸ができていても歌ってみると胸式呼吸になってしまったり、普段はリラックスした声が出せても曲を歌ってみると余計な力が入ってしまったり、ボイトレ時の声が歌に反映できていないということに、自分ではなかなか気づくことができないのです。うまく実践できていない点を適切に指摘してもらい、今後の歌に活かしていくためには、第三者の助けを借りるのが一番といえます。

身体を温めることが効果的

体を温めておくと、声は出やすくなるものです。特に、寒い時期になると筋肉が縮こまってしまいますので、声帯の筋肉をリラックスさせるためにも体を温めることを心掛けるようにしましょう。具体的な方法としては、例えば半身浴がおすすめです。そのときにも、肩やその周りが冷えてしまわないように温かいタオルをかけておくようにするといいです。

また、温かいお茶やぬるま湯を飲んだり、首の後ろから温かいタオルをあてたりすることも効果的です。そして歌う直前には、乾燥から喉を守るためにマスクを着用しましょう。喉のまわりを直接温めるだけではなく、冬場は手足の冷えが原因で筋肉を収縮させてしまうこともあるので、なるべくカイロや手袋を使うようにしましょう。

ボイトレで効果が出ない人の主な原因

身体のメンテナンスができていない

当たり前のことではありますが、声は人間の体によって作り出されるものです。そのため、身体のコンディションによって声の良し悪しも変化することになります。

まず、風邪などをひいて喉に症状が出てしまうと、声がかれてしまうことがあります。日頃から適切な食事をとり、適度に運動をし、十分な睡眠をとることを心掛け、いつも健康体でいられるようにしましょう。他にも普段から心掛けられることとしては、水をこまめに飲んで喉の乾燥を防いだり、肺活量を落としてしまうタバコや喉の水分奪ってしまうアルコールを控えたりすることが挙げられます。

また、発声のときに気を付けるべきことですが、まずはむやみに声を使いすぎないことです。負担の少ない声の出し方であっても、大声ではないからといって長時間出しすぎると良くありません。歌手だけでなく、声優や教師、電話応対の仕事など、声を酷使するようなお仕事をしている方は注意が必要です。声帯は適度に休ませることがとても大切なので、声を出さない時間を必ず確保するようにしてください。

脳内で理解できていない

ボイトレ~脳内で理解する

しっかりとした計画性がない

どこから練習していけばよいのか、どんな目標に向かっていけばよいのか、それを把握できないままボイトレを始めてしまっては、いつまで経ってもあいまいな練習をしているだけで効果は期待できません

加えて、課題が多すぎてどれから手を付けるべきなのか分からないという場合もあり、そのようなときは練習する項目をある程度選択していく必要もあります。そこで大切になってくるのが初めに計画をたてることです。まずは、現在抱えている問題点と将来的な目標をもとに、今後のボイトレの計画を考えるようにしましょう。それが固まってから、実際にボイトレを実践します。計画通りに進んでいくかどうかは、実際に取り組んでみないとわからない部分も多いものです。

そして、ときには立ち止まって、自分の立てた計画通りに練習が進んでいるかどうかを振り返ることも大事です。もし問題が発見されたときにはしっかりと把握して、必要があれば計画を修正しましょう。このような一連の流れを繰り返しながらボイトレを行っていくことをおすすめします。目標もなく、そしてそれに向かうための計画もないまま闇雲に練習を重ねていても、ただただ時間を無駄遣いしてしまうことになりかねません。

効果が出る期間に個人差があるその理由

土台である身体にスタートラインで差がある

もともと運動が得意な人がいるように、もともと歌が上手い(音程がとれる、裏声が発達しているなど)といわれる人ももちろんいます。逆にいえば、音程がなかなか取れなかったり、裏声が全く出せなかったりする人もいます。このような人たちを比べてみれば、ボイトレを始める時点のスタートラインの位置がそもそも違うということになります。

最初から裏声を出せる人であれば裏声の練習は飛ばすことができますが、そうでなければ一から始めなければなりません。後者の人のほうが、トレーニングを行っていくうえでやるべきことをたくさん抱えているということになりますので、必然的に歌が上達したと実感できるまでには時間がかかってしまうことになるのです。

吸収力や理解力には差があって当たり前

複雑かつ繊細な人間ほど上達しにくい?

性格なんてボイストレーニングには関係ないのでは?と思われるかもしれませんが、複雑で繊細な性格の持ち主であることが、歌の上達に影響することもあります。例えば、自分の間違いをなかなか認められない人がいます。教室の先生に歌い方の問題点等を指摘されたときに素直に受け入れられず、すぐに言い訳をしたり自己中心的な返答をしてしまったりする人は、上達に時間を要してしまうでしょう。

確かに、他人になにかを指摘されるということは誰にとっても決して嬉しいことではないですが、この指摘が改善につながり歌が上手くなるのだ、と前向きに捉えることができれば、上達にまた一歩近づけるでしょう。それに加えて、自分の個性を頑なに崩したくないと思ってしまっている人も少々問題といえます。歌に個性をもたせることは、考え方を変えてみれば良いことでもあるのですが、たとえそれが悪い癖であっても改善のアドバイスを聞き入れようとしなければ、よりよい歌を歌うことはできません。

また、物事に対して非常に後ろ向きで、歌への苦手意識や恐怖心がありすぎるという人もいます。そのような思いがあまりにも強すぎると、自分のわずかな変化にさえ気づくことが難しくなります。そのため、もし以前より上手く歌えるようになっていても、まだまだ全然だめだと否定してしまって、自分の納得できるレベルに達するまでに長い時間を要してしまうということです。まずは簡単な曲から練習するなどして、歌へのネガティブなイメージを少しでもなくしていくことで、これなら自分でも上手に歌えるぞ、と自信をもてるような十八番をつくるように心がけるのもいいかもしれません。

ABOUT ME
EMI
高校時代にみんなでいったカラオケで周りからバカにされてトラウマに。 独学でいろいろと歌を勉強してみたものの全くうまくならずに、一念発起してボイトレスクールに。 スクールの講師やそこでできた友達のおかげで高校時代の友達から歌うまといわれるまでに様変わり。 ギター、ピアノ、ウクレレなども習得しマルチな音楽家を目指すも結婚、出産により現在休止中。 2児の母。 好きな歌手は、小柳ゆき